失業保険の手続きと活動実績の作り方
みなさま、こんにちは:)
この記事では、『結婚して通勤が困難な地域に引っ越すことになり退職する人』向けに、私の体験談を書きたいと思います。
手続き自体は行ってしまえば全部教えてくれるので簡単なのですが、なんせ初めての体験なので不安に思う人も多いかと思います。なので、私が知りたかったことや不安だったことを中心にお話します。
例えば、お金のこととか、
お金のこととか、
お金のこととか。
なんとなーくの不安解消のお役に立てれば幸いです。
というわけで今回の目次はこちら
結婚退職は失業保険が早く貰える
具体的には、『結婚して引っ越すことになり、職場への通勤ができなくなった人』は失業保険が早く貰えます。このように、結婚・転居・退職が重なる人は『特定理由離職者』という区分に該当するからです。
特定理由離職者に該当すると、申請日の翌月から失業保険が受給できます。
具体的に『通勤が困難』と判定される時間は窓口の人によるので、事前に確認してもいいかもしれません。個人的には結構甘い印象です。
また、健康保険や国民年金の支払いは無職にも容赦ない(こちらの記事参照)ので早めに申請するに越したことはないです。
ハローワークを調べる
失業保険の手続きは『引越し先のハローワーク』で行います。なので、『◯◯(引越し先の地域) ハローワーク 失業保険』で検索して探しておきましょう。
また、最寄りのハローワークだと手続きを受け付けていない場合があるので、最寄りが手続きを受け付けている場所か調べておくのをお勧めします。私の最寄りは出来ない場所でした。
持ち物と手続き
下記の書類を揃えて失業保険の手続きができるハローワークに行きます。
- 雇用保険者離職票 - 1, 2 ※会社から発行されます
- 個人番号確認書類 (マイナンバーや住民票)
- 身分を証明できるもの (免許証など)
- 証明写真(縦3.0cm×横2.5cm) ×2枚
- 自分名義の金融機関のキャッシュカードもしくは通帳
- 印鑑
※通帳やキャッシュカードは、失業保険の振込先になります。名義変更を済ませたものを持っていきましょう。私はカードの名義変更が間に合わず、振込先登録だけ次回認定日での手続きとなりました。ついでに言うと、印鑑も忘れましたが手続きには問題ありませんでした。
あとは、ハローワークの入口にある窓口で失業保険の手続きをしたい旨を伝えると案内してくれますので、その指示に従って手続きを進めるだけです。
■手続きにかかる時間
初回は資格判定等の手続きもあるので、少し時間がかかります。私は16時近くに行ったため2時間半ほどかかりましたが、人の少ない時間に行けばもっと早く終わると思います。2回目以降は昼前後に行ったため、書類提出から認定まで15分程度でした。
受給の流れと給付金額
手続き後の流れと支給額の例を書き出してみました。
このピンク枠の部分は『認定日』と呼ばれ、ハローワークが指定する求職活動報告日です。
月に1回『ちゃんと就活したよ!』という報告をして、活動が認められるとお金が貰えます。(この報告書の記入方法と実績の作り方は後の項目にて解説します)
よっぽどの理由がない限り、この日付は変更することができませんし、この日に行かなければ失業保険が貰えません。
また、この認定日は最初の手続きに行った曜日がベースとなります。例えば、私は木曜日に手続きに行ったのですが、以降の認定日はすべて木曜日です。なので、受給予定の4ヶ月間で既に予定が入っている曜日に手続きをするのは避けるのが無難です。
失業保険の金額は過去6ヶ月の自分の給与をベースに日額が算出されます。
基本手当日額×90日が失業保険の総額となり、これが4ヶ月に分けて給付されます。
余談ですが、私は30日分を3ヶ月に渡って給付されると勘違いしていたので、1回目の金額が少なすぎて不安になりました。また、転職活動期間も3ヶ月のつもりでいましたが、実際には4ヶ月です。
■自分の日額はいくらになるの?
日額って人によって違うんですよね。
自分の金額を知りたい方は下記のサイトで計算してみてください。
失業認定申告書の記載例
失業保険の受給をするには初回1回、以降2回の求職活動の報告が必要です。ちゃんと求職活動したよ!という証明を、この申告書で行います。この用紙は『初回手続きの時』に渡され、『認定日』に提出します。
まあ報告書といっても難しいことはありません。
- 期間中、働いていないことを申告
- 応募した企業を2件(初回1件)記入
- いつでも就職できる状態であることを申告
- 上記内容に偽りがないことを署名・捺印
これだけです。
基本的に失業保険受給期間中はバイトは出来ません。もし、収入を得るような機会があった場合はきちんと申告しましょう。バイトをしなければ、この申告は『イ. しない』に◯をつけるだけで終わります。は〜楽チン。
私の地域の管轄ハロワの場合、この申告書は窓口にあるポストに提出、不備がなければそのまま次回の書類渡されておしまい。不備があったら窓口に呼び出されて追記、という形でした。一度、捺印し忘れたことがあったのですが、苗字に◯つけた署名で終わりました。
実録!求職活動実績の作り方
失業保険を受給するには『就活した実績』が必要です。ここで言う就活は「求人サイトで検索して探しました」では実績として認められません。
でもまあ本格的な求職活動はちょっと後にして、とりあえず最初はゆるく実績を作りたい。そんな方向けに求職活動したと報告書に記入できる簡単な方法を紹介します。
ハローワークで職業相談をする
まず最大の楽するポイント。
認定日には就職相談窓口に寄りましょう。
これで求職活動1回と認められます。
相談窓口で話す内容は本格的なものじゃなくても大丈夫です。
- ハロワの利用方法を改めて教えて欲しい
- 職業相談の活用方法を教えて欲しい
- 他の人はどうやって利用してるか聞きたい
- 求人検索から応募の流れを教えて欲しい
職員が優しく教えてくれます。あと普通に参考になります。私はこれを4回に分散して相談しました。一日一問。
ハローワークで職業訓練の相談をする
ハローワークには職業訓練やセミナーといった就職支援をしてくれる機会があります。その職業訓練窓口で説明を聞いても求職活動1回分として認められます。職業相談のネタが尽きたらこっちに行ってみてもいいかと思います。開催期間とやりたいことが合致すれば、今後の求職活動にも繋がります。
ハローワーク主催の企業説明会に参加する
パンフレットスタンドに会社説明会のチラシが置いてることがあります。よくあるのがタクシー会社とか介護系かな。とりあえずその面談に申し込みましょう。ハロワ職員曰く、就職意思がなくても実績作りのために申し込む人も多いと言われていたので、つまりそういうことです。
求人サイトで応募する
求職活動実績は「応募」も認められます。つまり、求人サイトを眺めるだけでは求職活動としては認められませんが、クリックして応募したら「求職活動した」と認定されます。
エージェントを使って転職活動する
就職エージェントとは、自分と企業間のやりとりをすべて代理でやってくれる就活マネージャーです。私はリクルートを利用していますが、メリットとしては、企業との電話やメールを直接やらなくていい。あとはお祈りメールがまとめて一文でくることですかね…。気になる仕事を片っ端からクリックして応募していき、書類選考で落とされたらメール一通にまとめて「ここダメでした」と返事がきます。
まあこのクリックだけで手続きは全部担当のエージェントさんがやってくれるので、求人サイトを利用して個人で応募するよりも気はかなり楽になります。 いつかこの転職活動についても記事を書きたいと思います。
おわりに
今回は失業保険の受給について書いてみました。
いくら受給できるのか、手続きはどうすればいいのか、私は結構不安なことが多く、引越し前に色々調べました。しかし、実際に手続きしないと分からないことも多かったです。
- 月によって支給額(日数)が変わること
- 認定日が初回に行く曜日が基準になること
この2点は特に自分で手続きをして初めて知りました。
所要時間や申告書の判定基準はコロナ禍の特殊な事情もあるとは思いますが、今後誰かのお役に立てれば幸いです。
それでは。
参考: ハローワークインターネットサービス > 雇用保険の具体的な手続き